泣ける話 【動物】 実験犬シロのねがい 【実話】

捨て犬シロが保健所から売られ実験動物にされる泣ける実話です。

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それは、クリスマス・イブの夜のこと。1匹の白い犬が星になりました。
その犬の名は、シロ。
1年前、ある病院の実験犬として脊髄を削られ、手当もされずに、死を待つばかりだったところを保護された犬でした。テレビや新聞に、そのことが大きく取り上げられると、日本中からシロへの励ましと、病院への抗議が殺到したのです。

これは、捨てられ、実験される犬たちと、そうした不幸な犬たちを救い続ける人々の実話です。

▼ハート出版ドキュメンタリー犬シリーズ
http://www.810.co.jp/book/ISBN978-4-89295-904-2.html

▼参照サイト
http://amour918.blog.fc2.com/blog-entry-833.html

大切なこと幸せとは何か、動画と話から感じていただけると幸いです。

泣ける話 『実験犬シロのねがい 【動物】』041

飼い主に捨てられ、保健所や動物管理事務所に引き取られた犬や猫などの動物はどうなるのか・・・実は、こっそり動物実験用に渡されていたという事実は、ほとんど知られることがありませんでした
テレビ・新聞で大反響となり、1万人の署名が東京都を変え、ついには平成18年、全国で動物実験への払い下げはゼロになりました
日本では保健所や動物収容所に連れてこられた犬や猫の運命は「ガス室」に入れられて殺されるか、「実験動物」として、大学の医学部などの研究機関に払い下げられるというものでした
飼い主に捨てられ保健所で殺処分を待っていた犬シロは、まだ1歳ぐらいでした
そんなシロが保健所から出される日が来ました
しかし行先は動物実験のための東京都にある国立病院
若くて元気で、人なつっこいシロは、保護された犬の中から選ばれて、とうとう実験動物にされてしまいました
動物実験に使うため、1300円で病院へ売られたのです
シロは脊椎を切断するという、とてもつらい実験をされました
ある晴れた日、動物保護ボランティアの人たちによってシロ達は保護され手当を受けました
看護によってシロは散歩にまで行けるようになりました
でも、その幸せも長くは続きませんでした・・・
『危険に対して身がまえる』といった能力にかけ、車がきても飛び出していき方向感覚がまるでありませんでした
そして運命の日12月24日クリスマスイブの夕方でした
シロは国道で自動車事故に遭い、死んでしまったのです
シロは実験室から生還してわずか一年しか生きることはできませんでした
けれどもシロの存在がテレビや新聞で大きな話題となり、毎年何万頭もの犬や猫たちを実験の苦しみから救い出す大きな力となりました
そして平成17年末をもって、動物実験への犬猫の払い下げは全国的に廃止になったのです
このことは日本の犬や猫たちをめぐる歴史の中で、忘れられない大きなできごとの一つであるにちがいありません
シロはきっと、そのために役目をもって生まれた犬だったと思います
こうしている今もなおシロのような犬たちが毎年何万となく実験室の中でつらい苦しい目にあわされています
日本には、残酷で無意味な動物実験を監視して止めさせることのできる仕組みが、まだ何もありません
声のない動物たちの訴えに耳を傾けてみましょう

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